解答

1.
(D)
冠詞の問題。(D)以下の部分around southern Great Lakes area(五大湖南部の地域)は、唯一特定の場所と考えられるので、aroundの後ろに定冠詞theが必要。冠詞の間違いを見つける問題は、なかなか手強い。特にこの問題では、冠詞を必要とする名詞areaが離れているので、余計に難しい。
2.
(B)
'A series ofは'species, meansと同様に「単数扱い」なので、(B)は'has been'となる。sanctions against 〜は「〜に対する制裁」。
3.
(D)
「ある地域だけで使われ、標準語と少し違っている言語形態は方言と呼ばれる」(D)は受け身形でないと文が成立しない。
4.
(A)
driver's licenseという。
5.
(D)
「仲間との付き合いが大切で、それに比べればどんなものも無価値である、と思っているらしい大勢の男たちがいる」(D)は'compared with it'と過去分詞でなければならない。
6.
(A)
うっかりすると見逃してしまいそうな間違いである。問題を解く手掛かりはhugeにある。とはいってもhugeが間違っているわけではない。the huge African elephantには問題はない。microscopicallyを副詞にする必要があるのかを考えてみてほしい。文章からすると「とても小さいな〜から、とても大きな〜まで」となるはずである。microscopicallyはhugeに合わせてmicroscopicalとすべきである。
7.
(B)
(B)がいけない。all of the studentsのようにtheをつけなければならない。この他にもmost[some, each, many, both, half, any]+Nを、ofを使ってmost of the + Nのように書き換えると、必ず限定詞'the'が必要になってくるので要注意!また「限定詞」にはsome of us Japanese, some of those works, some of my booksなどもあります。
8.
(C)
(C)はwere disappointedと「過去分詞形」になる。(B)は「〜に関係していた人々」でOK。重要表現。be concerned with [about]〜(〜に関係している、関心がある)、be concerned about [for, over, at, that節](〜を心配する)も覚えておこう。Aも非常に重要でthree-fourths[75%] of名詞は、名詞がCの場合は「複数形」でUの場合は「単数形」で動詞を呼応させます。
9.
(C)

「州立大学が行った最近のある調査によれば、インフルエンザの発生は空中の汚染物体の量に比例しているとのことだ」「〜に比例している」は、'be proportionate to'

10.
(C)
パラレルの原則に従い主語を統一し、we understandは省く。
11.
(A)

(A)は'Great artist'となる。「彼は偉大な芸術家だったが」というasの譲歩の用例で、as節の主語は「無冠詞」。(D)のdie a poor man(貧しくて死ぬ)はOK。

12.
(B)
名詞節that this last movie...selvesは、our desireと同格である。「彼の最後の映画が…であってほしいという我々の願望」という意味だから、that節の中の動詞は仮定法現在時制が用いられるに従って、原形representとなる。
13.
(D)
定冠詞theの問題である。冠詞は日本語になく、その用法にはさまざまな例外もあって、マスターするのは難しい。基本ルールを身につけ、多くの英語に触れて感覚を養っていくしかないだろう。この問題を「既知のもの、固有・特定のものには定冠詞をつける」というルールで見ると、substantial amountだけが不特定なので、(D)を不定冠詞aに変えなければならない。(A)のようにthe newspaperという場合は、today's newspaper(今日の新聞)、あるいはthe newspaper I always read(私がいつも読む新聞)のことを指す。
14.
(A)

inningは「(野球の)イニング、回」、ballgameは「球技、(とくに)野球、ソフトボール」を表す。このon(前置詞)は「…によって」の意味で、on a home run by Ben McGuff(ベン・マクガフの放ったホームランによって)というふうに使われている。(A)のように数量単位を表す名詞の前に数詞をつけてハイフンでつなぎ、合成語(複合形容詞)として形容詞的に用いる場合は、複数の数詞がつく場合でも、数量単位を表す名詞は単数形で表す。従って(A)はfifteen-inningとしなければならない。
e.g. a six-inch ruler(6インチの物差し)[six-inchesは誤り]、ten-pound note(10ポンド紙幣)[ten-poundsは誤り]。

15.
(D)
英文の前半に問題はない。and以下に注目してみよう。代名詞のtheyはsettlersを受けている。they neverの語順にも問題はない。残るはthemである。このthemもsettlersのことである。ということは再帰代名詞themselvesにしなくては文法的に正しくないことになる。
settlers「移住者」loyalists「(体制)支持者」consider oneself as 〜「自分自身を〜と見なす、考える」independent「独立した、他に依存することのない」
16.
(B)
developing countriesに対応してtheirにする。
17.
(D)
incur→typicallyの後にincurがくる。「コンピュータで納税する人にとって大きなマイナス材料は、コンピュータ納税申告者には追加手数料がかかることだ」(関係詞節内の語順は主語+動詞)
18.
(D)
Cなので複数形phenomenaにする。
19.
(A)
「海賊版ビデオ・カセットの大量生産にびっくりして、その連合体は日本での著作権侵害に対処するために東京に事務所を開設した」(A)は'Alarmed'
20.
(C)
favorは「ひいきしている」の意味なので原形にする。




自己採点してみましょう
<正解数>
Aランク18〜20
文法力は大したもの。TOEFL630点、TOEIC940点以上はとれる。
Bランク15〜17
文法力はまずまず。TOEFL600点、TOEIC890点レベル。
Cランク12〜14
少し文法力が弱い。TOEFL570点、TOEIC830点レベル。
Dランク 9〜11
かなり文法力が弱い。TOEFL540点、TOEIC780点レベル。
  Eランク 0〜8
非常に文法力が弱い。要努力。