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TOEIC® TEST「これ1冊で990点満点」
高レベル語彙力増強とパート別攻略法
プロローグ
TOEICテストが普及してから20年以上の歳月が流れましたが、過去10年間で、かつて希少価値であった満点突破者や900点以上の高得点者は激増しました。それは、英語圏滞在経験者の増大やTOEIC対策問題集の氾濫やIPテストの普及などによるところが多いと思われますが、950点以上になってくると、市販の教材や短期留学などではまるで歯が立たず、「英語基礎体力」と「TOEIC完全攻略ストラティジー」の両方が必要になって来ます。そして975点以上になると、さらにライフスタイル変化まで必要という、その意味でTOEICは非常に有意義な試験と言えるでしょう。では一体TOEICを何度受けても楽に満点取れる人や、英語の知識はそれ程無いのに950点以上の高得点が取れる人とはどのようなタイプの人でしょう。
まず純粋英語能力面では、毎日バランスの取れた英語のスキルUPトレーニングを行っている人で、文法問題を速く解いて読解問題により多くの時間を割くことができ、「速精読」と「スキミング」の両方ができる人です。そして英単語の1義だけでなく、英英辞典活用や実践会話を通じて英単語の「シンボル」をつかんでいる上級者です。またTOEIC対策度の点では、TOEIC頻出の様々な状況の対話や放送やパッセージに慣れており、トリック問題の選択肢を含めて、TOEICの問題パターンを熟知している人です。
次に英語やTOEICの知識以外の資質として次の事が言えます。まず頭の回転が速く、タイムマネージメントがうまく、難問に直面しても動揺せずに臨機応変に対応できる能力(resourcefulness)を持っている人です。さらに先入観を持たずにクールに問題を解くことができる人です。思い込みで解いたり、力みすぎて緊張しすぎるとミスをしてしまう率が高くなります。落ち着いて慎重に問題に取り組み、マーク記入ミスを絶対にせず(正解を塗りつぶすだけでも1〜2問ミスする人が案外多い)、読解問題は文脈をしっかりつかみ、早とちりしない人です。
次にこれも不可欠な要素で、効率のよい7時間の睡眠を毎日取る規則正しい朝型の生活と頭のよくなる食生活を送り、スイミング、ジョギング、ヨガ、瞑想などで体力と集中力を鍛えておくことが重要です。TOEICの試験は心身ともに充実した20代の人にとっては楽かもしれませんが、体力、集中力、記憶力などが衰えて来た中高年齢者にはかなりの試練と言えます。しかし、それをあらゆる努力で乗り越えることは「人間修行のチャンス」なのです。Think positive! 最後に、ある意味では最も重要な要素でしょうが、満点を取るためには、試験運がいいか、何回も受けて満点が取れる確率を上げること重要です。受験者の中には、初めて受けたTOEICのスコアが830点、それが2回目には695点、3回目には945点になった人や、20年間受け続けて1度だけ満点を取り、その後はずっと960点ぐらいを彷徨っている人や、解答提出寸前にマーク漏れを発見し、適当に塗りつぶしたのが満点になった人など様々です。その日のコンディションはもちろん、テストによって点数の甘い時、辛い時があり、それがいつになるかは運次第です。ですから手堅く満点を目指す人は、まずは上級者なら到達可能な975点を安定させてから「数打ちゃ当たる」戦法で行くのが妥当でしょう。
本書はこういった現状をふまえて、最も効率よく満点(高得点)突破できるように構成されています。Part 1,6対策では狙われそうなフレーズをそれら専用の特殊練習問題で集中トレーニングできるようにし、Part 2,3,4, 7対策に関しては選択肢からでも答えが予測できるように問題パターンを分析し、Part 5の英文法・語法問題対策は問題の分析と特訓問題を用意し、さらにPart 5, 6, 7対策として英語学習者の苦手なハイレベルで重要な派生語や多義語をフレーズで覚えやすいように配慮しています。そして全体を通しての練習問題は、TOEICのパターンにできるだけ近くて、かつ860点レベル以上の模擬問題を中心にトレーニングを行い、最大の学習効果を上げられるように工夫を凝らしました。
最後に壮大な3年プロジェクトである本書の製作にあたり、問題作成全般に渡って多大な努力をしてくれたスタッフの高田――氏、柴田哲氏、松岡−氏、Michy(ミッチー)里中氏、校正を担当してくれた上田敏子氏、田中秀樹氏および編集をして下さったアスカ出版の小野田幸子氏には心から感謝の意を表します。それから何よりも、いつも私たちの努力の結晶である著書を愛読してくださる読者の皆さんには心からお礼を申し上げます。それでは皆さん、明日に向かって英悟の道をLet’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!)Thank you.!
平成22年1月
植田 一三
石井 隆之
著者について
講師 植田 一三"Eigo"の「超人」プロフィール
Ichy(Ingenious, Charitable, Hilarious Yogi) Ueda(Ultra-Edutaining & Dynamic Artist)
Aquaries School of Communication学長。ノースウェスタン大学院コミュニケーション学部修士課程修了後、テキサス大学スピーチコミュニケーション学部博士課程留学中、学部生に異文化間コミュニケーションとパブリックスピーキングを1年間指導。Let’s enjoy the process!(陽は必ず昇る!)をモットーに、過去27年間の 教歴 において、通信教育受講者を含めて英検1級合格者を1200人以上、英検1級優秀賞受賞者を20名以上、資格3冠突破者を150名以上、TOEIC満点990点突破者を30名以上、その他アルク翻訳コンクール優勝者や、ハーバード大学、プリンストン大学、UCバークレー、ロンドン大学などを始めとする英米トップの大学院合格者を60名以上育てる。また各地での 講演活動 や、日英米の大学院の英語教育学、言語学、翻訳学の 論文指導 も行っている。過去27年間に数多くの文献を 翻訳 し、また執筆活動では独自の英語学習教材を100冊以上開発し、全国出版した ベストセラー30冊のうち7冊は中国、韓国、台湾、マカオ、シンガポールなどアジア5カ国以上で翻訳されている。
石井隆之 近畿大学経済学部教授
近畿大学総合社会学部教授。近畿大学総合社会学部教養基礎教育部門主任。近畿大学にて英語を教えつつ、フリーランス通訳ガイドで活躍理論言語学と日本文化を研究。言語文化学会会長、通訳ガイド研究会会長、英語通訳案内士一発合格塾塾長、TAC言語文化研究所所長、オフィスエングライト相談役、清光編入学院言語学研究主任、クインズインターナショナル特別顧問。著書に『CD BOOK 日本の都道府県の知識と英語を身につける』(ベレ出版)、『英文ライティングの法則178』(明日香出版社)、『面接の英語』(三修社)などがある。










